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院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


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高濃度ビタミンC点滴と関節リウマチ

December 8, 2008

VCの需要が高まり入荷が遅れていましたが、300本入荷しました。高濃度ビタミンC点滴は抗腫瘍効果があるとアメリカのガンセンターな衛生研究所が発表したため、ガンの治療に最近よく使われるようになっています。しかしVC点滴には抗炎症作用や抗ウイルス作用があるので、関節リウマチ、膠原病ではない関節炎、アトピー性皮膚炎にも有効です。関節炎、リウマチなどは、炎症が持続すると関節の変形を来たすので、炎症を抑えてやる必要があります。関節リウマチの治療は、リウマトレックスを使うのが一般的です。しかしリウマトレックスはもともとは抗がん剤です。細胞分裂を阻害して、免疫反応を抑制するというものです。副作用が重篤で、若い女性の場合リウマトレックスを飲んでいると妊娠してはいけません。蛋白不足、鉄不足などが誘引となって、いわゆる膠原病のリウマチではない関節炎を起こす女性が少なくありません。栄養欠損が背景にあった発症した関節炎には、炎症を抑えるためにステロイドを使うべきです。漫然とステロイドを長期使うと副作用が発現するので、栄養欠損を是正しつつ高濃度VC点滴を行うことで、多くの方はステロイドから離脱可能になります。いわゆる膠原病の関節リウマチでもリウマトレックスを使うべきではなく、ステロイドによる炎症抑制と高濃度VC点滴、栄養欠損是正による治療が望ましいと思います。