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院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


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高濃度ビタミンc点滴

January 26, 2009

先日点滴療法研究会のセミナーに出席しました。gdmクリニックでは平成18年から高濃度VC点滴療法を行っています。その当時は高濃度VC点滴をする施設は全国でも数えるほどしかありませんでした。しかし先日出席したセミナーには80名ほどの医師が講演を聞きにきていましたのには驚きました。高濃度VCの本が出版されたり、週刊ポストに記事が掲載されたりした影響がかなりあるようです。私はVC点滴については3年前から実施しているのでそれなりの経験と知識がありますが、そのセミナーではマイヤーズカクテルやグルタチオン点滴や各種点滴療法お料金設定という講演もあったので、私としてはそちらの話が聞きたくて参加しました。ちなみに参加費は6万円もしました。グルタチオン点滴は、当院では白内障の治療で点滴することはありますが、講演ではパーキンソン病の患者さんにグルタチオン点滴をして劇的に改善した画像を見せてもらいましたが、これには驚きました。
点滴療法の料金設定について、経営コンサルトの代表が講演されていましたが、料金設定の高さには岡山の田舎の医者にはかなり衝撃的でした。点滴療法研究会というHPがあり、そこには点滴療法研究会のメンバーになっているクリニックが各県ごとに掲載されています。ちなみgdmクリニックはメンバーにはなっていないので掲載されていません。同じ岡山県内のあるクリニックの高濃度VC点滴の料金をみると、25gまでで2万5千円、50g以上は3万円と書かれてありました。料金設定の講演を担当された方が推奨した料金設定とほぼ同じでした。gdmクリニックでは25gで9,975円、75gで18,375円の料金設定にしています。点滴の内容は同じで料金がこんなにも差があるのには驚きました。私の場合、分子整合栄養医学の師匠のクリニックと同じ料金設定にしていますので、料金設定の根拠は特にありません。
高濃度VC点滴は経験のない医師でも少し講習をうけるだけで比較的簡単に始められる治療です。設備投資もいりません。保険診療の厳しいご時勢では、こういった治療を導入したいと思うクリニックは少なくないのだと思います。しかし高濃度VC点滴は、抗ガン剤のような強い殺傷効果はありません。VCには抗がん剤のような副作用がなく、NK細胞活性を高めてくれるので抗がん剤単独での治療より余命が長くなります。しかし、低アルブミンや低ヘモグロビンなどの栄養欠損を放置したままでいくら高濃度VC点滴を行っても、治療効果は乏しいのですが、高濃度VC点滴療法を取り入れている殆どの先生方は分子整合栄養療法の知識がないのが実情です。ガン治療の基本は栄養療法で、それに追加して高濃度VC点滴を行うのが望ましいと思います。