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院長ブログ

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高濃度ビタミンc療法の適応

April 13, 2009

高濃度ビタミンc療法は、昔に比べるとかなりメジャーにな治療になってきています。HPを見た方から「ガンでなくても高濃度ビタミンc療法を受けることはできますか?」というお問い合わせをいただくこともあります。G6PDという酵素が欠損している人が点滴すると、溶血という副作用を起こすのでできません。その他は、心機能や腎機能が極端に低下している方にもできません。前述の方以外が高濃度ビタミンc療法を受けた場合、プラスになることはあっても決してマイナスになることはありません。人間はビタミンCを体内で産生できないので、必ず補給する必要がある栄養素です。昔の船乗りさんは、長い航海中にビタミンc不足になり、壊血病という病気で多くの人が命を落としていました。極論を言うと、全ての人に高濃度ビタミンc療法は適応があると言えます。高濃度ビタミンc療法はガン治療で一躍脚光を浴びました。しかしガン治療以外にもインフルエンザなどの感染症やアトピー性皮膚炎、関節リウマチ、関節炎などの炎症性疾患にも有効です。またビタミンCには美白作用や皮膚のコラーゲン強化作用があるので美容目的にも有効です。抜歯の前に高濃度ビタミンc療法を行うと、抜歯後の痛みが軽減し傷の治りも早という報告をしている歯科医もいます。歯肉(歯茎)はコラーゲンでできていますので、高濃度ビタミンc点滴をすることは理にかなっていると言えます。その他には、副腎疲労症候群や子宮内膜症の治療にも有効な場合があります。しかし何度も言いますが、栄養欠損を放置したままいくら高濃度ビタミンc療法を行っても効果はあまり期待できません。栄養療法をベースに高濃度ビタミンc療法を行うことで治療効果が高まります。なぜ栄養療法はメジャーになりにくいのでしょうか。恐らく栄養療法は高濃度ビタミンc療法と違い、学問として奥が深いので一朝一夕には身につけらないために治療方法として導入しにくいのだと思います。また栄養療法は容量依存性に治療効果を発揮しますので、治療用に開発された栄養素を用いなければいけないので、この栄養素選びも難しいのではないかと思います。