院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


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PET

February 1, 2008

PETってご存知ですか?PETとはポジトロン・エミッション・トモグラフィーの略称で、日本語では「陽電子放射断層撮影」と言います。ガンは嫌気性解糖によって成長します、つまり酸素なしでブトウ糖を餌にして育つ性質を持っているのです。ガン細胞は、正常細胞より3~8倍も多くブドウ糖を摂取するので、この性質を利用して、放射能で標識したブドウ糖を注射し、より多く集積している箇所がガンの可能性が高いと考えるわけです。しかし疑陽性(ガンではないのにガンのように見える)になる場合も多く、要精密検査にまわされることも少なくありません。いろいろ検査しても異常ないと言われても、やはり「ガンの疑いあり」と言われると気になるのが人間です。ちなみに日本のPET施設が世界の8割を占めると言われています。裏を返せば、他の国ではPETは重要視されていないと言う訳です。ガンの早期発見目的で、最近では多くの方がPET検査を受けているようです。1年間に2回受けたとか、30歳前半なのに毎年受けているとかという人もいます。しかしこういう人の多くは、喫煙者だったりするわけです。ガンが怖くてPET検査を受けているんでしょうが、ならばまず禁煙するのが先決だと思います。PET検査を受けてもガンの予防にはなりません、むしろ頻回にPET検査を受けると被爆する量も増え発ガンのリスクになりえます。ガンの治療判定や転移のチェックに使うには効果的な場合がありますが、ガンの早期発見目的としてはあまり重要な検査とは思えません。早期発見で治るガンは早期発見する意義は大きいと思います。胃・大腸・乳ガンは早期発見すれば治るガンですので積極的に検査を受けたほうがいいのですが、胃や大腸は内視鏡、乳ガンは超音波&マンモグラフィーによる検査の方が優れています。早期発見したいならPET検査を受けるよりも、臓器ごとにガンチェックをするほうが望ましいのです。そしてガンになりたくないのでしたら、禁煙&ビタミンA・C・Eなどの栄養素摂取が欠かせません。