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院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


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アトピーは治らない!?

November 26, 2009

先日分子整合栄養医学の講義を聴きにデスニーの街、舞浜まで1泊2日で行ってきました。夜一人で鮨を食べに行ったのですが、隣に座った方は、大将との会話内容から兵庫県の皮膚科の開業医だと分かりました。いろんな病院で治療を受けてきているアトピーの患者さんが「治せるものなら治してみろ」的な態度で受診されるのは腹がたつ、というような内容の話をしていました。その皮膚科医は、「アトピーは治らないんだ、患者さんもそのこと分かってわざと医者を困らせに来てる人いるんだよ」と言うではありませんか。やっぱり皮膚科医はアトピーは治すものではなく、ステロイドやプロトピックなどの免疫抑制剤で症状を抑えるものだと思っているのがよく分かりました。ちなみに私は皮膚科医ではなく、分子整合栄養医です。慢性疾患は栄養欠損が原因ですので、栄養欠損が関与している慢性疾患全般の治療を行っており、皮膚疾患もそのひとつにすぎません。なんだ、皮膚科医でないんだ、じゃあ治療受けに行くのは止めておこうと思われる方は、いわゆる「皮膚科医」のところで治療を受けられたらいいと思います。電話の問い合わせでも「うちは普通の皮膚科ではありません。栄養素で治療する特殊なクリニックです」と事前に説明しています。話を戻しますが、私の師匠に「栄養療法は自分の家族や大切な人だけにすすめなさい、間違っても専門家に言ってはいけません」と言われていますので、、横でだまって鮨食べながら皮膚科医先生の話を静かに聞くだけにしておきました。分子整合栄養医学の勉強していない人に、「いいえ、アトピーは栄養療法を行えば治るんです」、と反論してもしょうがないんだけでなく、サプリメントで儲けようとする悪いやつと攻撃されかねないのです。
軽症の方やステロイドを塗った期間が短い方は、ステロイドを止めて適切なスキンケアをするだけで治る場合も少なくありませんが、重症の方・栄養欠損が著しい方・ステロイドの使用期間が長い方は、栄養療法なしでは治療に難渋するのが正直なところです。しかしアトピー性皮膚炎は、ステロイド離脱を図り適切な栄養アプローチを行えば、治癒までの所要期間は個人差あるものの、必ず治る疾患であります。ここでいう適切な栄養アプローチとは、不足栄養素を全て十分量摂取するという意味です。栄養療法は容量依存性に治療効果が出現しますので、不足している栄養素を全て十分量摂って初めて治癒に向かうのです。ポイントは量です。栄養素の摂取量が少ないと効果が得られないのです。これが薬物療法とは大きく異なる点で、分子整合栄養療法の知識がない方は、なかなかその点を理解するが難しいようです。何度も言いますが、量が大切です。