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院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


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ギラン・バレー症候群

September 30, 2010

ギラン・バレー症候群(GBS) は、急性の運動麻痺をきたす末梢神経障害であり、多くの場合、呼吸器あるいは消化器感染の後に発症し、脱髄性多発神経炎や軸索障害をきたします。標準医療では血漿交換や免疫グロブリン大量療法を行います。かのゴルゴ13も漫画の中でギランバレーに罹ったそうです。
先日、脚が動かしにくくなったと患者さんから電話がかかってきました。脳梗塞などを疑い脳神経外科の病院を受診してもらいました。検査の結果脳梗塞ではなかったそうですが、脚の動きがなかなか改善しないということで来院されました。MRIで脳梗塞を否定されているので、ギランバレーを疑いました。ビタミンB1は神経細胞膜に結合していてNa+チャンネルの働きを調整し活動電位の発生に関与し、ビタミンB1欠乏で神経の脱髄や軸索変性がおきます。よって分子整合栄養医学的にはビタミンB1レベルで500mg/日投与することで病態改善が図れると考えます。早速ビタミンB群を大量に飲んでもらうことにしました。幸いビタミンBの内服で脚の動きはかなり改善してきました。