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院長ブログ

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文藝春秋記事「抗がん剤は効かない」

January 26, 2011

慶応大学放射線科の近藤誠先生が文藝春秋に「抗がん剤は効かない」は効かないという内容の記事を掲載して波紋を呼んでいます。抗がん剤治療を行っている医師は猛反論しています。抗がん剤は、がんが一時的に少し小さくなったら効果ありということで認可されます。しかし白血病などの血液のがんを除いた胃がん、大腸がん、肺腺がん、膵臓がん、乳がんなどの固形がんの場合は、抗がん剤で完全にがんが消えてなくなるわけではありません。最初の数回では確かに縮小しますが、抗がん剤に耐性を示すようになるのと、抗がん剤は骨髄抑制をしマクロファージやリンパ球を低下させると同時に抗がん剤は活性酸素を発生させますのでDNAを障害したりがん抑制遺伝子を障害したりして、結果的には寿命を縮めることになりかねません。血液のがん以外は、抗がん剤治療は数回程度にとどめ、アルブミンやヘモグロビンを高い値に保つような栄養療法や高濃度ビタミンc点滴を行うほうが、副作用などで生活の質も落としませんし、余命が伸びるというデータがあります。低アルブミンや貧血を放置したままだと、予後が悪いのですし、高濃度ビタミンc点滴の効果も乏しいです。