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院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


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栄養と先天性欠損

November 17, 2011

1997年10月から2005年12月まで実施された米国先天性欠損予防研究(NBDPS)のデータを用いて、食事が先天性欠損に及ぼす影響を調べたところ、妊娠中の女性が健康的な食事を摂ると、二分脊椎や口唇口蓋裂などの先天性欠損のある子が生まれるリスクが減少することが新しい研究で示され、医学誌に掲載されました。二分脊椎などの神経管欠損は、葉酸のサプリメントを摂取することにより減少できることが知られています。しかし葉酸だけですべての先天性欠損を予防することはできませんので総合的な栄養摂取が重要になってきます。
上記の報告では、「妊娠中の健康的な食事が先天性欠損リスクを低減させる」と言っていますが、妊娠中だけではなく妊娠前からの健康的な食事が重要です。妊娠が判明したころには胎児の器官形成期は過ぎているからです。妊娠中の食事内容がいい方は、当然妊娠する前の食事内容もいいと思われますので、先天性欠損の発症率が減少するということにつながったのだと思います。