院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


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うつ治療

December 6, 2011

「鉄などの栄養欠損でうつ症状が出現する」、と企業などでヘルスカウンセリングをしている知人に話すと「えー、そうなの、知らなかった」と驚かれました。その知人はカウンセリングをしてうつ症状のある人を心療内科に紹介しているそうですが、その紹介するクリニックは何か月も予約待ちの状態だそうです。このことは2つのことを意味していると思います。1つはうつ症状の人がかなり多いということ、2つ目は心療内科での抗うつ剤治療やカウンセリングでは治らないので患者さんがどんどん増える、とうことではないでしょうか。
鉄は脳内に多く必要とされ、鉄欠乏でうつ症状や慢性疲労などの症状が起きます。女性は月経で鉄を失うので大半の方が鉄欠乏もしくは潜在性鉄欠乏の状態にあります。さらに間違ったダイエットをしたり一人暮らしで食事内容がお粗末だったりするとさらに鉄欠乏が進行します。鉄や脳内で産生されるホルモンや神経伝達物質の材料が不足しておきているうつ症状は、抗うつ剤では治りませんしカウンセリングもあまり意味をなしません。抗うつ剤を飲んでも症状が改善しない場合は、うつ症状の原因が栄養欠損である可能性が高いです。しかし分子整合栄養医学を勉強していないDr.はたとえ血液検査をしていても、栄養欠損であるかどうか診断できません。栄養欠損かどうか診断するためには、それなりの検査項目とデータを解析する知識が必要になってきますので、分子整合栄養医の診察を受なければきちんと診断治療できないのです。
ヘルスカウンセラーすら栄養療法のことをご存じないのですから、一般の方はなおさらだと思います。ブログを書くことや来年出版予定の栄養療法の本などで、一人でも多くの方に分子整合栄養医学の存在を知っていただければと思っています。

うつ(鬱)・慢性疲労治療クリニック