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院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


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オーダーメイド医療

January 26, 2012

最近オーダーメイド医療という言葉をよく耳にします。従来の医療は、病名がつくと画一的に薬が処方されますが、オーダーメイド医療では、個々人の遺伝子などの情報に応じて薬の種類を変えて治療します。
栄養療法も一種のオーダーメイド治療です。保険診療では診断名がつくとそれに適応のある薬が処方されます。極論をいうとこの作業はロボットでもできます。高血圧症という病名に対して処方できる薬は限られているからです。しかし栄養療法では診断名というものにはあまりこだわりません。病気や症状の原因がひとによって違うからです。血圧のあがるとしては、腎臓の問題、塩分を摂りすぎ、肥満、鉄不足などさまざまな原因があります。栄養療法は症状を抑えることのみ目的としておらず、根治を目指した治療ですので、血液検査で不足している栄養素を分析同定し症状の原因を見つけることが重要だと考えています。そして個々人に不足している栄養素を不足の程度に応じて処方します。例えば鉄不足の場合、ある人はヘム鉄16mg/日でいいけれど、不足が激しい人にはヘム鉄72mg/日とか処方することも珍しくありません。逆に画一的に栄養処方をしていたのでは効果がでません。栄養療法は不足している栄養濃度が正常に近づいてはじめて治療効果がでてきますので、個々人の不足に応じた量を処方することが重要になってきます。そのために血液検査が重要になってきます。