HOME > 院長BLOG > 栄養療法に関する話題 > 脳脊髄液減少症

院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


« ビタミンCは風邪に効かない?  |  献血 »

脳脊髄液減少症

February 9, 2012

脳脊髄液減少症は、交通事故などで衝撃が加わると、脳脊髄液が循環しているスペースを取り囲むくも膜が損傷し、そこから髄液が漏れ、脳を浮かせている髄液が減ることで脳が下垂し頭痛などが生じる疾患だそうです。
事故の衝撃でくも膜が損傷することはあるでしょう。しかし、人間の体は傷を治す力を持っていますので、いずれ裂けたくも膜も修復され髄液の漏出が止まるはずです。逆にいうと、脳脊髄液減少症を発症している方は、栄養欠損によって裂けたくも膜の修復がうまくできないのではないかと思いました。脳脊髄液減少症という疾患があることは以前から知っていましたが、私自身、脳脊髄液減少症の患者さんの診断や治療をしたことはありませんので、血液データを見たこともないので推論にすぎませんが。
傷の修復には、亜鉛やタン白質などが重要になってきます。現時点では、ブラッドパッチといって自分の血液を採取し髄液が漏れていると思われる箇所に血液を注射し、傷をふさぐという治療がメインのようです。分子整合栄養医の見地からは、傷の修復に必要な栄養素を補充してみるというのも一つの治療方法になるのではないかと思います。