院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


« 脱毛はじめました  |  リウマチ »

死滅反応

October 10, 2012

最近は慢性疲労、アトピーなどにしばしばメディカルフードを用います。慢性疲労は腸管内の炎症が関与している場合が多く、まずは腸内の悪玉細菌や真菌を除菌する必要があります。そのために、特殊な乳酸菌や抗菌作用がある植物由来成分をまず摂取してもらいます。
腸内細菌叢の乱れ(悪玉菌や真菌の増殖)がある場合に、治療用の乳酸菌や抗菌成分を摂取すると一時的に体調が悪化(倦怠感、微熱、湿疹、頭痛など)する場合があります。これらの症状は、死滅反応(ハークスハイマー反応)と言って、病原性細菌や真菌内に、宿主にとって有害な毒素を多く産生しており、これらの細菌や真菌が乳酸菌摂取によって死滅することによって、毒素がリークし一時的に腸内や血管内を循環し、症状が悪化するためです。漢方薬での治療でも、治療開始してすぐは症状が悪化することがあり、好転反応と呼ばれていますが、これとにた反応と思っていただけたらよいかと思います。しかし、死滅反応により症状が悪化したからといって乳酸菌の摂取を中止すると、腸内環境が悪化したままの状態になりますので、摂取量を減らす(1日2粒を1粒に減らすなど)などして、継続して飲んでいただくことが大切です。死滅反応は治療開始から2週~3週で落ち着いてきます。