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院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


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不妊には栄養療法

July 31, 2007

不妊治療を受けている方は最近多いようで、不妊治療専門のクリニックもあるくらいです。産婦人科医の行う不妊治療は、排卵誘発剤を投与したり、人工授精や体外受精がメインです。卵管に狭窄がある場合は体外受精が必要ですが、特に器質的異常がない不妊の方が最近多いようです。分子整合栄養医学的には、器質的異常がない不妊の主な原因は栄養欠損と考えます。不妊の多くは下垂体機能異常ではなく視床下部の問題であるのに産婦人科ではFSH、LH、PRLなどの下垂体ホルモンを調べます。視床下部は下垂体にホルモン分泌の指令を行う部位で、栄養欠損やストレスの影響を非常に受けやすいのです。ホルモンバランスの乱れに対しては、栄養欠損の是正とストレス解消が非常に重要になります。性ホルモンの材料はコレステロールなので、タンパク質の摂取が重要になります。また卵巣機能を充実させるにはトコフェロール、子宮粘膜を健全化させるにはタンパク質・ヘム鉄などの摂取が重要になります。2分脊椎予防には葉酸の摂取も重要です。器質的異常のない不妊には、栄養療法がもっとも効果的なのです。栄養をしっかり摂取して妊娠出産すると、赤ちゃんも丈夫で健康に産まれますし、母体も産後の体調不良が軽減されます。ただし、栄養素の質と摂取量がポイントになりますので、市販のサプリメントでは効果は期待できません。