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院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


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栄養療法もどき

February 25, 2013

他院で治療を受けていた方が症状が改善しないと言って来院されるケースが少なくありません。フェリチンが低いのでヘム鉄を処方されていたり、症状改善に高濃度ビタミンC点滴がよいからということで高濃度ビタミンC点滴を受けたりしています。しかし、副腎疲労の検査もしていなかったり、フェリチンも上昇があまり見られなかったりします。
私は今は低血糖の方の診断治療は行っていません。マリヤクリニックの先生が書いた本などを参考にして低血糖の診断、治療もどきことはできますが、なかなかうまく治療効果をあげるのが難しいので、低血糖の診断治療関しては専門機関を受診するようにお願いしています。栄養療法も、今は医師向けの勉強会や講演会が開催されており、受講すれば見よう見まねでなんとなく栄養療法っぽいことはできますが、それでは治療効果がなかなか得られません。
栄養療法は、不足している栄養素を補充しないと治療効果は表れません。ビタミンCが不足している方は、高濃度ビタミンC点滴をすると症状が改善しますが、あまり不足していない方にしても症状改善に役立ちません。また不足を補うだけの量=至適量を摂取しなければこれまた治療効果がでません。栄養療法は容量依存性に治療効果を発揮するからです。このドーズレスポンスに慣れるまで私も結構時間がかかりました。患者さんも栄養素の量に驚かれますが、少ない量をちびちび摂取していては治るものも治りませんので、きっちり処方された量の栄養素を摂取するようにしていただきたいです。