院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


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潜在性欠乏症

March 4, 2013

若い女性の多くは、間違ったダイエット方法や不適切な食生活の関係で潜在性の栄養欠乏状態(潜在性欠乏症)です。潜在性欠乏症とは、脚気や壊血病のような明らかな病状を呈していないけれど、栄養素の不足が原因でさまざまな体調不良を呈している状態を指します。中医学的に言うと「未病」の状態です。
ビタミンB1不足で脚気、ビタミンC不足で壊血病、ナイアシン不足でペラグラになることは教科書的には有名で、医師も知っています。しかし、今は飽食の時代なので大半の医師は日本人に栄養不足などないと思っています。当然潜在性欠乏症の存在も知りません。ですから栄養療法やビタミンCの点滴など効果があるはずがないと思い込んでいます。また臨床の現場ではビタミンB12や鉄の血中濃度を測定することがありますが、血中濃度が正常だと欠乏症はないと思い込んでいるようです。
実は血中濃度はあまりあてになりません。鉄の過不足をチェックするにはフェリチンを測定しなければいけません。また他の栄養素の不足のチェックも、測定する酵素の生化学的な背景を理解したうえでデータを読むことで潜在性欠乏の有無がおよそわかります。体調不良を訴えて病院で血液検査をしても「異常なしです」と言われた方も是非一度分子整合栄養医学的な血液検査を受けてみてください。分子整合栄養医学的な血液検査をすれば原因(栄養欠損)が見つかる可能性が大です。