HOME > 院長BLOG > 栄養療法に関する話題 > コレステロールが脳卒中を予防

院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


« 乾燥肌対策  |  薬の副作用 »

コレステロールが脳卒中を予防

March 12, 2013

国立がん研究センターなどの研究チームが、 肉や乳製品に多く含まれる飽和脂肪酸を多く取ると、脳卒中のリスクが下がるという研究内容を発表しました。みなさんはコレステロールが高いと脳梗塞になると信じ込まされているので意外な発表と思われるのではないでしょうか?コレステロールが低いと脳の血管の壁がもろくなり脳出血のリスクが高まります。またコレステロールが高いことと脳梗塞の発症にはあまり関係がないのは分子整合栄養医学では以前から常識です。
総コレステロールは220mg/dl未満、悪玉といわれているLDLコレステロールは140mg/dl未満でなければいけないと思い込んでいる患者さんが多いですが、コレステロールは細胞膜、血管壁、ホルモン、ビタミンDなどの材料として非常に重要です。総コレステロール値が260~280mg/dlくらいがちょうどいいのです。それなのに今の医療は一番いいコレステロール値の人を病人にしたてて薬を飲ませてコレステロールを200mg/dl未満にしています。そして血管壁や細胞膜をもろくして新たな病気を作り上げているのです。
ただし肉に含まれる飽和脂肪酸の摂りすぎはよくないのも事実です。飽和脂肪酸を摂りすぎると、心筋梗塞のリスクが高まると同じ研究チームが報告しています。何事も過剰はいけません。肉もほどほど、EPAやDHAなどの不飽和脂肪酸を多く含む青魚などもしっかり食べることが大切です。LDLコレステロールは酸化しやすい脂で、酸化すると血栓の原因になります。逆を言うと酸化さえさせなければLDLコレステロールが高くても問題にならないのです。LDLコレステロールを酸化させないためには、ビタミンEなどによる抗酸化アプローチも重要です。