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院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


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栄養療法はドーズレスポンス

September 15, 2007

栄養療法はドーズレスポンスといって摂取する栄養素の量が一定レベルを超えないと効果がでてきません、すなわち効果が摂取する栄養素の量に依存(容量依存)するのです。少ない量の栄養素では飲まないのとほぼ一緒なのです。私も栄養療法を勉強し始めたときに、分子栄養学の師匠の処方内容を見て驚きました。えー、こんなに飲まないといけないの?って正直思いました。栄養療法を取り入れ始めたころは恐る恐る患者さんに栄養素を処方していましたので、飲んでいただく量が少なく効果もあまりなかったのが実情です。しかし今では量を飲んでいただかないと効果がでにくい、きちんと量を飲んでいただくと効果がでると分かったので、今では遠慮せずに経済的に可能なかぎり栄養素を摂取していただくようにお勧めしています。そこで重要なのがサプリメントの含有量なのです。私も自分でサプリを委託製造しようとしたことがあり、その際いろいろを勉強(失敗もして高い授業料を払いました・・・)しましたが、市販のサプリメントで治療効果が期待できる内容のものはありませんでした。昨日のブログで少しふれた○○パックという名前のマルチビタミンミネラルなどもアメリカ製で含有量が多そうに思えますが、分子整合栄養医学的には含有量が少なすぎます。栄養素の血中濃度を測定するビタミンドックなどを行っている医療機関がありますが、血中濃度よりも細胞分子レベルでの濃度が重要なのです。たとえば鉄不足を診断する場合に血清鉄(血中の鉄の濃度)は指標になりません。生化学検査項目の背景を理解して血液データを分析すると、分子レベルでどういう栄養素が不足していいるのかが読めます。血液データに基づき、摂取すべき栄養素の種類・量を決めていくのです。サプリメント外来、ビタミン外来などを標榜している医療機関を選択する基準としては、きちんと分子整合栄養医学的に血液データの分析をしているところがいいでしょう。指にレーザー光や青色LEDをあてて栄養状態をチェックするスキャーナーで栄養状態をチェックしているところもありますが、そんな器械で分子レベルでの栄養状態をチェックできるはずがありません。分子整合栄養医学的血液診断→栄養摂取量の決定がいいと考えます。