院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


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つわり

October 22, 2014

キャサリン妃が第2子を妊娠されていますが、つわりがひどいと報道されていました。
つわりの女性の尿にはキサンツレン酸という物質が多く排泄されています。キサンツレン酸はトリプトファンというアミノ酸の代謝過程でビタミンB6が不足すると増える物質です。ですから、つわりはビタミンB6不足が原因の一つであると考えられています。
不妊治療で受診される方の中には、妊娠によかれと思ってマクロビをされている方が少なくありません。そういう方はだいたいビタミンB6不足が目立ちます。理由はいくつかあります。まず、葉酸以外のビタミンBは動物性食品の方に多く含まれています。また、ビタミンB6には動物性食品に含まれるピリドキサルと植物性食品に含まれるピリドキシンがありますが、吸収効率は動物性のピリドキサルの方がいいです。そのほかにも、オレンジジュースなどに含まれているビタミンB6は約半分が糖化されており、ビタミンBとしての生理活性がきわめて低いということもあります。
ビタミンB6不足のまま妊娠すると、妊娠が分かったときにはすでにつわりがひどく、食事もままならなくなりますし、サプリメントの臭いで気持ち悪くなったりもしますので、ビタミンB6の摂取ができません。ビタミンB群は神経の成長に欠かせない重要な栄養素です。ですから、妊娠前からきちんとビタミンB群を摂取したり肉を食べたりしておかないといけません。

原因不明不妊症治療クリニック