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院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


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関節リウマチにビタミンC点滴

September 19, 2007

関節リウマチの治療に用いられるリウマトレックスは抗悪性腫瘍薬です。ステロイドの副作用を患者さんや医師も嫌ってステロイド以外の薬を最近は使うようになっています。そのひとつがリウマトレックスです。リウマトレックスは抗悪性腫瘍薬として元々は使用されていましたが、リウマチにも適応がひろげられて現在ではよく使われるようになっています。元々違う用途の薬が全く違う病気の治療薬になることは珍しくありません。コレステロールを下げる薬であるメバロチンも、認知症やアトピーの治療薬に適応をひろげようとメーカーは画策しているという噂もあります。薬の治験データや統計の集計方法にはトリックがあり、なんとかこじつけて違う病気にも効果があるようにすることは能です。治験をする大学病院などの教授と製薬会社には何らかの利害関係があるからです。
リウマトレックスは葉酸の代謝を阻害してDNA合成を阻害します。DNA合成を阻害することで抗体、リンパ球の産生を抑制し、滑膜の破壊・炎症を防ぐというものです。しかし、これらの免疫細胞のみを特異的に抑制するわけではなく、すべての細胞においてDNA合成を阻害するので、間質性肺炎・骨髄抑制などの重篤な副作用が出現し、副作用による死者も少なくありません。分子整合栄養医学的には関節リウマチの早期において、ステロイドの短期間使用と高容量ビタミンC・オリーブ葉エキスなどで炎症と感染を抑えることは可能です。ステロイドは長期連用すると様々な副作用が出現しますが、止めることを前提として短期間使用するのは、安全で効果的なのです。高容量ビタミンC点滴は抗炎症作用、抗菌作用がありますので、関節滑膜の炎症抑制に効果を発揮するのです。ちなみにビタミンCは50g以上点滴した場合に効果がでやすいようです。