院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


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皮膚炎

June 10, 2015

皮膚炎の治療もgdmクリニックではしています。殆どの患者さんは、皮膚科で何年も治療を受けているけれどよくならない方です。皮膚科では、ステロイドかプロトピックという免疫抑制剤を塗ることしかしません。しかし、免疫抑制剤は皮膚炎を治しているわけではなく、表面的な炎症を一時的に抑え込んでいるにすぎません。塗らないとすぐ再発するのも当たり前、治らないのも当たり前です。コントロールに主眼をおいており根治させるつもりはありません。
長年免疫抑制剤を塗っていると、皮膚萎縮や皮膚の免疫反応の異常が起きて、逆に根治しにくくなります。皮膚科の治療でよくならない患者さんが、ネットで栄養療法という治療方法があることを知り受診されます。栄養療法をすればすぐによくなると期待されて受診されるのでしょうが、初診の患者さんには、「魔法のようにすぐ治る治療方法などありません」という話を前置きします。長い期間たくさん免疫抑制剤を塗った人ほど治るのに時間がかかります、ともお話します。根気や我慢が必要だということを患者さんには覚悟してもらわないといけません。痒みや赤みも我慢してもらわないといけません。しかし、痒さに耐えられない人も少なくなく、途中でドロップアウトしてしまう人も少なくありません。
最近は乳児の皮膚炎、湿疹の患者さんも時々受診されます。赤ちゃんの皮膚炎や湿疹は、お母さんの栄養不足が関与しています。妊娠中に鉄欠乏だと皮膚の弱い赤ちゃんが生まれやすくなります。亜鉛やビタミンAなどが、初乳には多く含まれていますが、栄養不足のお母さんの母乳にはこれらがあまり含まれておらず、乳児湿疹の原因になります。赤ちゃんのころからステロイドを塗りたくっていると皮膚が弱くなり副腎も弱くなり、ステロイドが手放せない人になるリスクが高いです。理想は妊娠前、妊娠中にしっかり栄養を摂取しておくことです。そして出産後もいい母乳を与えるために、これまたしっかり栄養を摂らないといけません。湿疹や皮膚炎がでても、ステロイドに頼らず亜鉛やビタミンAなどを母乳経由でしっかりあげたり、亜鉛華軟膏などで対処したりしたほうが赤ちゃんの将来のためになります。冷たい医者と思われるかもしれませんが、多少の赤みにはステロイドを塗らないで様子を見たほうがよいですと親御さんにはお話ししてます。「妊娠体質になりたい人は、肉を食べなさい」という本を書いたのも、妊娠前からの栄養の摂取の重要性を知ってもらいたかったからです。「栄養」侮るなかれです。

妊娠体質になりたい人は、肉を食べなさい。