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院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


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抗うつ剤で自殺者増加

June 30, 2007

先日の新聞に抗うつ剤(パキシル)で自殺者増加、副作用の疑いと報じられていました。抗うつ剤の服用すると自殺のリスクが高まるというお話はgdmクリニックのHPですでにお話ししています。パキシル、ルボックス、デプロメールという薬はSSRIという種類に分類され、セロトニンという物質の取り込みを阻害し脳のシナプスでのセロトニン濃度を高めるお薬です。脳のシナプスでのセロトニン濃度の低下が、うつ症状の発症の原因のひとつであると考えられているので、脳内セロトニン濃度が低下している人には効果があります。しかしうつ症状の原因ははセロトニン濃度の低下だけではありません。鉄欠乏や血糖調節異常でもうつ症状を呈します。うつ症状だから即SSRIを飲めばいいという単純なものではないのです。しかし精神科、心療内科のDr.は鉄欠乏などの栄養欠損でうつ症状を呈するということをほとんど知りません。また分子整合栄養医学的な血液検査も実施しませんので、単なる鉄欠乏によるうつ症状の患者さんにもSSRIなどの抗うつ剤を処方してしまうのです。
うつ病と病名が付けられると困ることがあります。それは生命保険に入れなくなることです。うつ病は自殺のリスクが高いので生命保険には加入できない場合が多いのです。うつ症状でお困りの特に女性の方は、まずは鉄欠乏などの栄養欠損がないか分子整合栄養医学的な血液検査をお受けになることをお勧めします。