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院長ブログ

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登校できない原因

April 11, 2016

小学校や中学校に登校したくても頭痛や倦怠感などで登校できないお子さんは少なくありません。
登校できない原因精査のために小児科をまず受診されます。脳の検査、血液検査などしても大きな異常がなく、多くの方が「起立性調節障害」と診断されリズミックなどの血圧を上げる薬を処方されますが、これまた効果がありません。
分子整合栄養医学的な検査をすると、鉄不足が原因である場合が多いです。成長期の子供は、骨が伸び体格が大きくなるので循環血液量も増えます。造血に鉄が必要なのはみなさんご存じだと思いますが、骨の成長にも鉄が必要になります。ですから、子供の大半が鉄欠乏に傾いているのですが、小児の採血をあまりしないことと、採血をしたとしてもフェリチンを測定しない、フェリチンを測定しても基準値の設定に問題があり鉄欠乏を診断されない、といった問題があります。また女子は月経が始まっている子もいますので、月経によっても鉄を失います。
鉄欠乏は多彩な症状をとります。頭痛、めまい、耳鳴り、胸痛、易疲労、意欲の低下、眠気、イライラ、微熱、喉の違和感、などなど。そのため、精神疾患と間違われている場合も少なくありません。当然抗精神薬など飲んでもよくなるわけがなく、逆に副作用によって体調が悪化します。
朝起きられない、身体がだるい、頭痛がひどい、といった症状でお困りのお子さんは是非分子整合栄養医学的な血液検査をお受けになることをお勧めします。鉄欠乏の場合は治療用の高濃度ヘム鉄の摂取で症状が速やかに改善します。尚、保険の鉄剤は、活性酸素を発生させ胃腸障害などの副作用がありますし、吸収もヘム鉄に比べると悪いので、ヘム鉄の服用をお勧めしています。