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院長ブログ

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アトピー性皮膚炎とビタミンA

June 7, 2016

アトピー性皮膚炎の原因の一つに皮膚のバリア機能の低下があります。皮膚は外界と接しており常に異物にさらされています。異物が皮膚内に侵入してくるとアレルゲンになり炎症を引き起こしてしまいます。
ステロイド軟膏の副作用に皮膚萎縮があります。長期間塗ると皮膚のバリア機能を壊しアレルゲンが侵入しやすい皮膚にしてしまい、皮膚炎を悪化させます。
ですから、皮膚炎の治療において、上皮細胞を健全な状態に戻すことが重要になります。粘膜上皮を正常に分化させるのがビタミンAです。ただ、保険のビタミンAは合成のレチノイン酸なので、細胞の核内受容体に結合し、大量に摂取すると過剰になる恐れがあるのでお勧めしません。天然のビタミンA(レチノール)が、体内でいろいろな形に変化してくれるので安全です。