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院長ブログ

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死因は栄養失調

June 13, 2016

週刊ポストに、『がん患者の8割が「栄養失調」で死んでいる』という記事が載っていました。こう発言されているのは緩和ケアを専門にしている藤田保健衛生大学の東口髙志教授です。
日本でのがん治療は、切除可能なものならまず手術、そのあと放射線治療や抗がん剤治療をするケースが多いです。手術自体かなり身体に負担をかけアルブミンなどが一気に低下します。また手術には出血がつきものですが、血液を失うということは身体のなかのタン白質など栄養を失っているのです。貧血や低アルブミンが是正されないまま、次の放射線や抗がん剤の治療に進みます。これらの治療も身体に負担をかけ、食欲が低下し、さらに栄養状態を悪化させてしまいます。
がん細胞を殺すことばかりに注力し、肝心の患者さんの身体はぼろぼろになってしまいます。多少がん細胞の数を減らせるかもしれませんが、栄養失調になって感染症や多臓器不全に陥っては元も子もありません。
外科手術、放射線治療、抗がん剤治療を否定しているのではなく、栄養状態を良好に保ちながらこれらの治療を進めるべきだと言いたいのです。しかし、医師の殆どは栄養について医学部で講義を受けていません。ですから、検査数値の意味もあまり理解できていませんし、対処方法も知りません。ヘモグロビンやアルブミンの値を高めるには様々な栄養が必要です。分子整合栄養医学では、これらの数値を上げるノウハウや武器(栄養素)を持っています。がん治療を受けられる場合は、栄養療法をこっそりと行い(主治医に栄養療法のことを言うと否定的な意見を言われるケースが多いので)栄養状態を悪化させないようにしてください。