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院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


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薬では治りません

July 13, 2017

多くの方は病気は薬で治すものと思い込んでいます。治療する側の医師がそう考えているので患者さんがそう勘違いするのは無理もありません。
当院を初めて受診された際に患者さんにいろいろと問診するのですが、アトピー性皮膚炎の患者さんが「ステロイドをしっかり塗っていれば治ると思っていた」、うつの患者さんが「抗うつ薬を1年以上飲んでいるがよくならない」などとよく言われます。皮膚科医が「しっかり塗ってコントロールしましょう」という表現を使うのを聞いたことないですか?と患者さんに尋ねると、「そういえばそう言ってました」と答えられます。そうなんです、皮膚科医は、薬でコントロールすること(免疫抑制剤で炎症を抑え込む)に主眼をおいておりアトピーを根本的に治そうとはしていないのです。皮膚炎を根本的に改善するには、まず皮膚萎縮や皮膚免疫機構を破たんさせるステロイドの外用を止めなければいけません。それと並行して皮膚改善や副腎強化などの栄養アプローチが必要になります。また遅延型アレルギーが関与している皮膚炎の方もいますので、栄養アプローチで改善がなかなか得られない人にはIgG検査をお勧めしたりもします。アレルゲンとなっている食品を控えるだけで皮膚炎が劇的に改善する方もおられます。
薬は症状を抑えるもので根本的な原因を是正するものではありません。降圧剤や血糖降下剤は使うことによって合併症の発症を抑えられるので使うメリットはあります。しかし、ステロイド軟膏の長期連用や抗精神薬の多剤投与はデメリットの方が大きい場合が多いのではないでしょうか?慢性疾患の殆どは栄養欠損が発症の背景にありますので、ここを是正するのが一番根本的な治療だと分子整合栄養医学では考えています。