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院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


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あせも・手荒れにステロイド

September 1, 2017

腕にあせもが出たから病院を受診し塗り薬をだされステロイドとは知らずに塗り続けた結果、顔や首にまで炎症が拡がった方、湿疹がでたので皮膚科に行ってステロイドをしっかり塗るように指導され何か月も塗ってきれいになったので塗るのを止めたら再発するのでまた塗ってきれいになったからやめたら再燃を繰り返す方が当院に相談に来られます。
食器洗いなどをよくする女性におきる手湿疹(主婦湿疹)やあせも、亜鉛不足でおきる乳児湿疹などには長期間ステロイドを塗ってはいけません。ステロイドを塗り続けると、副作用で皮膚萎縮や皮膚免疫能の破たんが生じ、アレルゲンが入りやすくなります。その影響で今までステロイドを塗っていなかった箇所やどうもなかった部位に皮膚炎や湿疹がでてきます。ステロイドを塗るのを止めるとリバウンドして身体中が真っ赤になります。仕方なくまたステロイドを塗ってしまい、ステロイドから逃れられない体質になってしまう人が少なくありません。ステロイドを塗るなら短期間にとどめておかないと、ステロイド依存の皮膚炎に移行してしまいます。
手湿疹なら手袋をはめて洗い物をしたりビタミンAやタン白質などで皮膚を強化したりする、亜鉛などの栄養不足で生じている湿疹や皮膚炎なら不足栄養素を十分量摂取する、などが必要です。
長期間ステロイドを塗っている方の栄養療法治療は時間と根気がいります。塗っている期間が短い人ほど早く治せますので、とにかく安易にステロイドを長期間塗らないこと、できるだけ早めに分子整合栄養医に相談されることをお勧めします。