院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


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女性のうつ病

March 30, 2018

うつ病は社会問題になっており、心療内科は初診の予約待ちが2か月というところもざらにあるそうです。
うつ病の症状は、気分が落ち込む、疲れやすい、眠れない、おっくうなる、など様々です。このような不調を感じた場合、多くの人は内科をまず受診するのではないかと思います。内科で簡単な血液検査をして異常がなければ「内科的には異常がないので心療内科を受診してください」、と言われ心療内科や精神科を受診し、問診と精神科医の判断で「うつ病」と診断され向精神薬を処方されます。薬で体調がよくなればよいのですが、多くの人は薬によって逆に体調を悪化させることが多いのです。
実は、女性のうつ症状の多くは鉄やビタミンBなどの不足によって起きているのです。内科で異常なしと言われたのは、血液データを基準範囲内に入っていれば異常なしと診断してしまうことが原因です。基準範囲というのは検査した母集団の95%の人が入るように設定されるので殆どの人はその中におさまってしまうのです。
生理のある年代の女性は月経で鉄を失います。また間違ったダイエット方法や偏食によって栄養不足に陥っている人が少なくありません。男性の場合は生理がないのであまり鉄不足になる人はいませんが、ピロリ菌感染があると鉄欠乏になることがありますので、男性で鉄欠乏の方を見た場合は胃カメラをして原因を精査します。
鉄欠乏が原因の、疲労感・気分の落ち込みなどは、治療用のヘム鉄の摂取で比較的簡単に治ります。うつ病と診断され抗うつ薬を飲んでも症状が改善しないかたはぜひご相談ください。

うつ・慢性疲労治療クリニック