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院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


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減量は医療の王道

November 29, 2007

メタボリックシンドロームのフォーラムに先日参加しました。内臓脂肪が蓄積すると脂肪細胞はTNFα、PAI-1、アンジオテンシノーゲンなどのサイトカインを産生します。TNFαはインスリン受容体のチロシンキナーゼ活性を低下させインスリン抵抗性を引き起こします。インスリン抵抗性が生じると、血糖上昇やインスリン分泌の増加がおきます。インスリンは脂肪細胞での中性脂肪蓄積を促進させ肥満をさらに助長させます。その他、インスリンの分泌亢進は交感神経活性化・Na貯留・細胞増殖作用なども引き起こし、高血圧・心肥大・ガン増殖などをもたらします。医療現場ではインスリン分泌亢進によって生じた糖尿病に対して、インスリン分泌を促進させるSU剤を投与する場合が殆どです。また肥満によって生じた高血圧には降圧剤を処方します。しかし糖代謝の異常や高血圧は脂肪細胞が肥大したことによって産生されるサイトカインが原因なのでこれらの薬物療法は対症療法にすぎません。それどころか肥満者にSU剤を処方するとさらにインスリン分泌が亢進し、ますます太ってしまい病態を悪化させてしまいます。根本的な問題解決は減量=脂肪細胞の縮小以外ありません。減量の真の目的はただ体重を減らすことではなく(筋肉が減っても水分が減っても体重は減ります)、脂肪細胞を縮小させることなのです。脂肪細胞を効率よく燃焼させつつ筋肉を維持するには、高タンパク質・低炭水化物の食事が重要です。またビタミンB群などの補給もしっかり行わないと脂肪燃焼がスムースに行きません。生活習慣病の多くは減量することによって改善するものが殆どなのです。ですから減量は医療の王道と言われるのです。gdmクリニックではオーソダイエットプログラムを利用して、脂肪のみ燃焼させるVLCDというダイエットを行っていますので是非メタボな方はトライしてください。