院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


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薬害肝炎

December 20, 2007

薬害肝炎訴訟について最近よくTVで放送されています。C型肝炎の感染の危険を知りながら、薬を売った製薬会社とそれを認可していた国の責任は重いと思います。はやく薬害肝炎患者さんに対して適切な対応を望みます。
肝炎患者さんが訴訟に勝つことは大切なことですが、一番の目的は肝硬変にならない・肝癌にならないということです。しかし多くの患者さんは肝硬変になるのを防ぐ方法を知りません。なぜなら治療する医師が適切な方法を知らない、適切な治療を現在行っていないからです。今の肝炎治療は、インターフェロンでウイルスを殺すこと、それがだめならグリチルリチン(強力ミノファーゲン)という注射でGPTを下げるということしか頭にありません。グリチルリチンは副腎皮質ホルモン(ステロイド)のような作用を持つ薬で免疫抑制をすることで炎症を抑えGPTを下げるという薬です。しかし長い目で見ると免疫抑制することは発ガンのリスクを高めてしまいます。分子整合栄養医学的には、肝の星細胞のビタミンAの枯渇が肝の繊維化すなわち肝硬変の原因です。またミトコンドリア機能障害によって活性酸素が大量に発生することが肝癌の原因であります。ですから肝繊維化予防の天然ビタミンAとビタミンC・EやCoQ10などの抗酸化物質をしっかり摂取することで、たとえウイルスを排除できなくても、肝硬変→肝癌になる事態は防げるのです。その他脂肪肝を改善することや抗ウイルス作用のあるオリーブ葉エキスの摂取も有効です。