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院長ブログ

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高血圧(24時間血圧測定)

April 17, 2008

高血圧の治療を受けている人は少なくありません。しかし本当に降圧剤が必要かどうかは疑問があります。病院で医者に測定されると緊張して血圧が上昇する人(白衣高血圧)がかなりの率います。怖い顔した医者に測られると、何度測っても高くなります。心臓は1日10万回拍動しており、刻々と血圧は変動しています。アメリカなどではまず自由行動下での24時間血圧測定を行い、そのデータに基づいて降圧剤を処方します。しかし日本では保険適応になっていないので、病院での数回の測定結果のみで薬を出してしまうのです。そのため、昼間に比べて血圧が10%以上睡眠中に血圧が下がっている人(dipper type)にも降圧剤を飲ませている場合が少なくありません。夜間就寝中にきちんと降圧されているような方には血圧の薬は不要です。夜間血圧を下げすぎると脳心血管疾患の発症頻度が増加することがあります。昼間の血圧に比べて就寝中の血圧が20%以上低下する人をextreme dipper typeと言います。extreme dipper typeがdipper typeに比べ、無症候性脳血管障害が進行しているという事実は確かなようであり、降圧剤を服用中の人は過度の降圧に注意が必要です。逆に日中血圧がさほど高くなくても、就寝中に血圧がきちんと下がっていない人(non dipper type)やむしろ血圧が上昇している人(inverted dipper type)は降圧治療の対象になります。non dipper typeでは脳・心臓・腎における臓器障害の可能性も高く心血管系疾患の危険因子とされています。non dipper typeでは、すでに心肥大や腎障害といった臓器障害が進んでいることが多いとも言われています。降圧治療の目標は、いかに脳心血管系疾患を防ぐかですので、24時間血圧測定を実施のうえ、薬の必要性や降圧剤の増減を決めることが重要になってきます。gdmクリニックでは24時間血圧測定を行っており、薬の中止や薬の変更の判断基準に役立っています。

自由行動下24時間血圧測定(ABMP):1回15,750円
循環器専門医の所見つきです。