HOME > 院長BLOG > 栄養療法に関する話題 > 更年期障害とDHEA

院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


« 朝バナナダイエット  |  関節リウマチ・関節炎 »

更年期障害とDHEA

October 7, 2008

婦人科での更年期障害の治療はというと、エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモン補充療法が主流だと思います。しかしアメリカの研究で、女性ホルモン補充療法を長期行うと、乳ガン・脳梗塞・心筋梗塞・静脈血栓症が増加することが証明されており、米国ではホルモン補充療法は下火になっています。しかし日本では、ホルモン補充療法が真っ盛りです。日本人はアメリカ人のように肥満でないので乳癌にはなりにくいというのが、ホルモン補充療法を推奨している日本の婦人科医の意見です。しかし日本人の乳癌罹患率は増加の一途を辿っております。副作用のことを考えgdmクリニックでは女性ホルモンの補充はお勧めしていません。大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモン様の作用を有しているばかりでなく、乳癌予防効果もあるので、更年期症状の緩和には一番にお勧めする栄養素です。また最近では、DHEAというホルモンを補充することで更年期症状を緩和できるということが分かっており、血液検査でDHEA-Sの値が低い場合には、DHEAの補充も有効です。DHEAは副腎で産生されますが、有経女性のエストロゲンの75%、閉経女性のエストロゲンのほぼ100%の前駆体として作用します。ですから天然型のDHEAは間接的なホルモン補充療法と言えるわけです。女性ホルモンの補充療法のような副作用はなく、副腎萎縮も来たさず、むしろ血管内皮機能の改善作用やインスリン感受性の改善作用なども有しています。加齢とともに減少するホルモンであり、長寿のマーカーとも言えます。またDHEAは男性の更年期障害の治療にも使えます。男性もDHEA-Sが低値の場合は、亜鉛やビタミンEなどとともにDHEAを補給することで男性の更年期症状の緩和につながります。