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院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


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ラポールあっての栄養療法

September 14, 2007

栄養療法は医師と患者さんの間の信頼関係がきちんと築けているとうまくいく場合が多いようです。栄養療法はまだ世間に認知されていない治療方法なので、患者さんも栄養療法でどのように病気が改善していくかを知りません。薬での対症療法はすぐ効果がでてきます。痛み止めなんかは飲んで数時間で効きますし、アトピー性皮膚炎に対するステロイド治療なんかも数日で赤みや痒みが消えます。これらの対症療法の速効性になれている現代の患者さんは、すぐに治療効果を求めてしまいます。しかし皮膚は健康な人でも1ヶ月かかって入れ替わりますので、タンパク質や亜鉛などの栄養素不足の人は当然健康なひとよりも入れ替わりが遅くなります。病態がよくなるのに早い人で3ヶ月、難治性の方やステロイドやプロトピックを長期連用している人では半年~数年かかります。1ヶ月栄養療法やったけどよくならないので来院するのをやめる方も時々おられます。私と患者さんとの間にしっかりとした信頼関係ができていないからだと思います。どうしても栄養療法で根本的に病気を治したいという気持ちを持っていただくことも重要です。ですから患者さんとの間に信頼関係・ラポールが築けれない場合は、栄養療法はお勧めしないようにしています。高いサプリ買わされただけという悪い印象しか残らないからです。ある人は栄養療法のことをノアの方舟にたとえます。私も栄養療法を学び始めた時にはなんのことか意味が分かりませんでしたが、今となってはその意味がよく分かります。