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院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


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ふつうではない

May 20, 2016

まず電話予約の際に初診の方には「栄養療法で治療するのはご存じですか?」と確認します。栄養療法というワードを全く知らずに予約の電話をしてくる人も少なからずおられます。そういう方の殆どがアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患の方です。宣伝もしていませんし大きな看板もかかげていないので、gdmクリニックを知る手段としてはHPしかないと思うのですが、HPの内容を読まずに受診しようと考えられるのが私には不思議で仕方ありません。栄養療法による治療をしていることをご存じない方には「うちはふつうの皮膚科ではなく、サプリメントによる自費の治療なので保険治療と違い治療費が高くなること、ステロイドを塗らないのですぐに赤みや痒みがひかないこと」などをお伝えします。
診察に来られた方にも、「魔法のようにすぐ治る皮膚炎の治療方法などありません」とまずはお話しします。特に赤ちゃんの湿疹の場合には、「何も塗らずにほっといてください」とお母さんに言います。「ほっておけ」という皮膚科医や小児科医はまずいないと思います。そういう意味では本当にふつうのクリニックではないと言えるかもしれません。しかし、ステロイドを塗ると、皮膚萎縮が起きますし、皮膚の免疫細胞も死滅してしまい、いったん良くなっても塗るのを止めると再発を繰り返し、だんだんステロイドのランクが強くなり、軽い湿疹だったのが全身に広がる本格的なアトピー性皮膚炎に進展しまうことが多々あります。ですから、塗って治すという発想をなくし、ステロイドを塗るよりは何も塗らずに様子を見ていた方が長い目でみると赤ちゃんのためになるので「塗らずにほっといてください」ということになるわけです。
ただ、乳児湿疹の多くは母乳中の亜鉛不足なので、お母さんがしっかり栄養を摂ってよい母乳をだして治すという手もあります。もしくは栄養状態の悪い母乳の場合は、母乳のこだわらずにミルクに変えた方が栄養価がよくなり湿疹も改善することがあります。
栄養不足で起きている皮膚炎には、免疫用製剤ではなく栄養で治すのがふつうだと思うのは私だけでしょうか。