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院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


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プラシボ効果

November 28, 2007

プラシボ効果というのをご存知ですか?偽薬効果ともいいます。薬理作用のないものを○○に効くと言って偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられる事を言います。「薬を飲んでいる」事による精神的な安心感を与え症状を和らげさせます。以前総合病院に勤務していたとき、夜間救急外来に注射を希望してこられる人がいました。カルテを見るとビタミン注射を毎回しているので私も同じ注射をし患者さんは安心して帰っていきました。精神的に不安定な方には偽薬は効果的な場合があると思います。
先日大学の准教授をしている整形外科の友人と話す機会があり、栄養療法について話をしました。彼は栄養なんてプラシボ効果で効いているだろと言うわけです。典型的な大学病院勤務している医師の思考パターンだと思いました。高度先進医療でしか病気は治せないと思い込んでいるんです。そして医者の口癖はエビデンスは?ペーパー(論文)は?と言います。いわゆる学会誌に掲載されたことしか信じません。しかし薬の論文なんて製薬会社から研究費を助成してもらって書いたものが殆どで、しかも統計のトリックを用いて売りたい薬に都合のいいような結果にでっちあげて書いたものも多く見られます。栄養素の分子レベルでの働きも知らないくせに端から効果はない、あってもプラシボ効果だけだと言えるのは分子整合栄養医学について学んでいないからです。無知はある意味強いです、井の中蛙的になれるから。私の学んでいる分子整合栄養医学は、詳細な血液検査によって検査項目の生化学的背景を考慮してデータ解析をし、データに基づき栄養素を処方します。そして自覚症状の改善だけでなく血液データ等の改善もきちんとフォローしています。良質の栄養素を用いた栄養療法はプラシボ効果ではなく実際に病態を改善しているのです。