院長ブログ

栄養療法に関する話題や日々感じたことなど記していきます。


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二股

June 19, 2008

彼氏、彼女の二股はよくないことだと殆どの方は思っているのではないでしょうか。同じく病院の二股もよくありません。病気で困っているといろいろな病院を受診したくなるという心情は理解できます。しかし同じ病気で複数の医療機関に受診するのはよくありません。理由は何点かあります。①似たような薬を重複して処方されること②治療方針が違う医師だと、説明する内容は全く違ってきて混乱してしまうこと、などが挙げられます。
薬は生体異物ですので、過剰摂取すると副作用の危険性が生じます。gdmクリニックは分子整合栄養療法による治療を行っているので、普通の病院と重複するような薬はまず処方しません。人間の身体は、アミノ酸・鉄や亜鉛などのミネラル・ビタミン・脂肪酸などの食事由来の栄養素から構成されいます。慢性疾患は、分子レベルでの栄養濃度の異常が原因で起きているので、根本的に病態を改善しようとする場合は、不足栄養素を至適量摂取することにつきます。しかし、殆ど医師は、分子整合栄養医学的な知識がないので、薬による対症療法しか知りません。そして殆どの医師はサプリメントに対して過剰なまでに嫌悪感を持っています。こういう私も、分子整合栄養医学を学ぶ前の勤務医時代は、患者さんに「クロレラやウコンなど飲むな」と言っていました。ここで理解していただきたいのは、いわゆる巷で売られている健康食品と、分子整合栄養療法で用いる栄養素は全く別物だということです。gdmクリニックで用いる栄養素は、分子整合栄養医学的見地から、細胞の分子レベルでの生化学的濃度を是正することを目的と作られたものなのです。いわゆる合成された薬品ではないですが、薬以上の治療効果を発揮する武器なのです。しかもアミノ酸やミネラル・ビタミンは、もともと生体内で利用される物質なので、薬のように解毒排泄する必要もなく、過剰摂取による薬害のような副作用もありません。
分子整合栄養療法の治療コンセプトが薬物療法を行う医師とは全く違いますので、説明する内容の違いに患者さんは戸惑うことが多いと思います。どちらの医者の言うことを信じればいいのか迷われる方も少なくありません。私は町医者ですので、大学病院の偉い先生のような肩書きもはありません。どちらの医師を信用するかは患者さん次第です。ただ少しでも分子整合栄養療法の治療方針に迷いや疑問がありそれを解消できないようでしたら、栄養療法を受けないほうがいいと思います。栄養素購入は自費でお金がかかりますし、根本的に病態を改善させることが目標ですので、治癒までに数ヶ月~1年、場合によってはそれ以上かかることもありますので、よほど栄養療法でどうしても治したいという気持ちがない場合は、途中で挫折してしまう方が多いのです。医者が病気を治しているわけではありません。栄不足栄養素を補うことで、患者さん自身のホメオスターシスで病気は治ります。医師は、血液データの分析をするくらいしかできません。患者さんと医師との間に信頼関係がうまく築けると、治療もスムースに行きます。そのためにも複数の医療機関を掛け持ちすることはお勧めできません。
速効性がありとにかく症状を抑えたいという場合は、薬物療法をメインに行っている医療機関に受診されてらいいと思います。どうしても薬ではなく栄養療法で根本的に治したいという方のみが、栄養療法を選択されたらいいと思っています。