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gdmクリニックの診療内容

ここでは、当gdmクリニックの診療内容についてご紹介いたします。

アルツハイマー型認知症

認知症にはアルツハイマー性認知症と脳血管性認知症があります。アルツハイマー性認知症の原因はまだはっきりと分かっていませんが、女性のほうが男性よりも2倍発症しているので性差が関与しているようです。
アルツハイマー型認知症の患者さんの脳には、過酸化脂質が増加しており、老人斑が多く出現しています。老人斑の成分にアミロイド‐βペプチドというタン白質があり、この生成にフリーラジカルが関与していると考えられています。
特にペルオキシニトライトという活性窒素がフリーラジカルを産生するので、トコフェロール・トコトリエノールなどのビタミンE同族体の摂取が重要です。
その他にビタミンC、CoQ10などの抗酸化物質の摂取も必要です。

また初期段階には大脳皮質のアセチルコリン量の著しい減少も見られますので日頃からフォスファチジルコリン(レシチン)の補給も大切です。
関節炎等でアスピリンを内服している患者さんにアルツハイマーの発症が少ないという報告もありますので、EPA・γ‐リノレン酸の摂取によるPG代謝改善アプローチも必要と思われます。
また脳血流・脳代謝改善も重要ですので、イチョウ葉エキスの摂取も有効です。尚、CoQ10大量摂取で病状の進行が止まったという報告もあります。

脳血管性痴呆は、動脈硬化や脳梗塞が原因です。MRIでラクナ梗塞(穿通枝という細い血管が詰まる)が認められても、殆どの医師はあまり問題視しませんが、ラクナ梗塞があるということは、動脈硬化や易血栓の状態にあると考えられます。ラクナ梗塞を放置すると、脳血管性認知症に進行するだけでなく、広範囲な脳梗塞を起こす危険性もありますので積極的に予防を講じる必要があります。
動脈硬化も活性酸素によりますので、ビタミンC・ビタミンEなどの抗酸化物質の摂取は重要です。
また血流改善・血栓抑制には、EPA・ナットーキナーゼなどの摂取も大切ですし、脳循環・代謝改善にはイチョウ葉エキスが効果的です。

  • 推奨栄養素:ビタミンC、天然ビタミンE同族体(トコフェロール、トコトリエノール)、CoQ10、レシチン、EPA、ナットーキナーゼ、イチョウ葉エキス

補足

1.ペルオキシニトライトは活性窒素の一種で、最近では活性酸素の一つと考えられています。強力な酸化毒を有し細胞毒とされています。

2.アセチルコリンの前駆体であるフォスファチジルコリン(レシチン)の補給でアルツハイマー型認知症の進行が抑制されたとの報告があります。フォスファチジルコリンは単なるアセチルコリンの前駆体ではなく、神経細胞や核膜の主成分としても重要な物質で、脳の神経機能維持には欠かせない栄養素です。アルツハイマー型認知症の患者さんは、脳内のアセチルコリンが不足状態にあり、不足分を補うために神経終末で細胞膜のフォスファチジルコリンを自己分解するので、膜障害、ひいては神経機能障害が起きます。フォスファチジルコリン単独を補給するのではなく、フォスファチジルセリンやビタミンC・Eなどの抗酸化物質やタン白質なども同時に摂取することで相乗効果が高まります。

3.アスピリンはシクロオキシゲナーゼ2(COX‐2)を阻害しPGE2合成を抑制しますが、胃粘膜障害などの副作用がありますので、COX‐2阻害作用のあるビタミンE(トコフェロール・トコトリエノール)の摂取の方がいいでしょう。尚、γ‐トコフェロールの方がα‐トコフェロールに比べCOX‐2の阻害に優れています。また、γ‐トコフェロールとγ‐トコトリエノールの代謝産物であるLLU‐αがCOX‐2酵素の強力な阻害剤であることも明らかになっています。

4.尿酸は高いと痛風になるので低い方がいいと思われていますが、単純にそうとは言えません。尿酸は人間が体内でビタミンCを産生できなくなったかわりに、抗酸化物質としての役割を果たしているので、尿酸値が3未満の方は活性酸素を消去しきれずにガンや認知症になりやすいという報告もあります。